サッカー業界の今
Jリーグが1993年に10クラブでスタートした。当時はバルブ景気もあり、年俸1億円越えの選手も珍しくなかった。しかし、20年以上が経過し、サッカーならびにサッカービジネスというものが置かれている現状を真剣に考察しないといけない段階にきていると思う。

サッカー業界のみならず、日本でビジネスを行う上で、今後真剣に考えていかなければいけないのが、少子高齢化。2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じている。

人口の増加が国の成長のけん引役でもあることは、これまでいろんなデータでしめされている事実です。それが減少している、ましてはお金を消費する年代が確実に減っている中で、どのようなかじ取りを行っていくかも、各業界の経営者が抱える大きな問題でもあります。

サッカー業界にフォーカスし、いろんな情報をみてみるとJ1,J2クラブ営業収入の合計は約800億といわれている。実はこの数値、ヨーロッパの市場規模と比較してみてもまだまだ小さい。

また、Jリーグのプロ選手の平均寿命は26歳といわれており、毎年100人近い選手がプロ選手を廃業していっている。指導者の数をみてもC級からS級まで全国で74000人程度いるといわれており、S級においては380人近い方がその資格を持っている。ただし、士業のように資格を持っているからと言ってそれが飯の種になっていくことはない。

こんなことからみても、日本だけでこの先何十年というマーケットを維持していくことは到底できるわけもなく、必然的に海外を視野に入れつつ業界をみていかなくてはいけない。中国・タイなどはリーグも盛り上がっており、関連マーケットも非常に伸びしろも高く、進出している日本人も多い。今後はアジア全体を俯瞰して、その中でどのようなビジネスを構築していくかが求められている。

一方で、働くフィールドとして、サッカーやフットサルのフットボール業界を見ていくと、いつまでたっても人財不足と言われている。人手としての人材は間に合っているものの、ビジネスができる人(付加価値が高くクリエイティブに仕事ができる人)が足りていない。

例えば、クラブチームの現場サイドでは、選手・監督・コーチ・トレーナーなどの専門職が必要になりますが、運営サイドをみるとユーティリティに複数の職種をこなすことができるゼネラリストが求められます。

また、フットサルコートなどでもフロント業務、外商、大会企画運営、スクールマスターなどここでもユーティリティに複数の職種をこなせる人財が重宝がられている。

スクールビジネスもただ単純に子供たちにサッカーを教えればいいというわけではなく、人生の先輩としてお手本になる生活態度だったり、人格形成のサポートだったりが求められる。と同時にスクールの生徒獲得で利益確保ができるかどうかというソロバンをはじく感覚も求められる。まさに論語と算盤が必要になると思う。

ただ、我々は現在のフットボール業界に新しい風を吹かすには今がチャンスと思っている。
成長段階からの過渡期で成熟段階に入ろうとしているフットボール業界。あらたなS字曲線を描き生き残るには、各企業、各クラブを含むフットボール業界がアジア戦略を真剣に考えなければいけないだろう。

せっかくサッカーへの思いがあるならば、今後何をするにも、自分の命を、人生を、時間をどのように使うのがフットボール業界にとって一番メリットがあるのかという視点で考えるべきであり、いまこの変革の時期に、本当のスキルとマインドを身に付けたものが、次のステージのビジネスフィールドで光り輝くことができるのではないだろうか。






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